- 母へ
- 僕は精神障害者。子供の頃は僕だけみんなと違って変わっていた。だからずっといじめられてきた。大人になっても会社でいじめを受けたりした。好きで障害者になった訳ではないのに、みんなと同じようにふつうの人に産まれたかった。だけど今は産まれて良かったなと思えるようになった。それは彼女ができたから、恋愛できるのは幸せ。頑張れば結婚できるかも、自分の子供が作れるかも、ふつうの人と同じように家族が作れるかもと。子供の頃は辛かったけど今は産まれてきて良かったと思える。母にありがとうと言いたい。産んでくれてありがとう。
- 宮城県 31才 男性
- 17年飼っていた愛猫へ
- あなたが初めておうちに来た日のこと覚えていますか?当時私は小学1年生でしたが、あなたを見た時のことを今でも鮮明に覚えています。私は、背中の柄に黒が多すぎると言われたあなたを家に連れて帰ると言って離しませんでした。一人っ子の私はいつもあなたと一緒でした。学校でうまくいかなかった日、不登校で悩んだ日、死について考えた日、いつもあなたは分かったかのように私の隣にいてくれました。ただただ泣く私の側にいてくれました。大学4年生の時、あなたは余命1ヶ月だと告げられました。私達家族は、病院ではなく家に連れて帰ることにしました。あなたが安心した顔で眠ったとき、私は決めました。二度と死にたいとは思わない、と。人生には苦しすぎることがあります。でも、私には常にあなたが心の中にいます。あなたのことを思い出すときは、いつもあなたが側に会いに来てくれているのだと思うようにしています。17年間ありがとう。私も私の一生を懸命に生きていくから安心してください。
- 千葉県 27才 女性
- 主人へ
- いつも家族のために一生懸命お仕事してくれてありがとう。長距離ドライバーのお仕事は本当に大変だと思います。家に帰ってこられるのも数日に一度。トラックの中での睡眠は疲れもとれていないでしょう。それなのに愚痴を吐くことなく前向きに働く姿を心強く思います。私にできる事といえば、お家を守る事と家族の健康を考えた食事作り。そのぐらいしかできませんがこれからも支えさせてください。今は子育てでいっぱいいっぱいだけど、老後はゆっくり旅行でもして仲良く過ごしましょうね。それまでお互い頑張りましょう!!なかなか言えないけど本当に感謝しています。ありがとう。
- 長野県 38才 女性
- トラクターの運転手さんへ
- 塾の帰り、歩行者がボタンを押さないと車の信号が青にならないしくみの横断歩道にさしかかりました。そこで、トラクターにのったおじいさんが信号待ちをしていました。その時は歩行者がおらず、車もたくさん走っていたのでおじいさんはわたれずにこまっていました。私がボタンをおすと、すぐに青になりました。何気ない顔でおじいさんのほうを見ると、すごく明るい笑顔で、ペコリとおじぎをしてくれました。思わず私も笑顔になっていました。あのときの笑顔は忘れられません。「ありがとう」言葉にしなくても笑顔になれば伝えられる。あのおじいさんがそう教えてくれました。本当にありがとう。
- 岐阜県 13才 女子
- 子供の職場の方、その他の方へ
- 昨年の豪雨災害でのことです。社会人となり独り暮らしを始めたばかりの娘が被害にあいました。遠い見知らぬ土地でどう過ごしているのか。すぐにでも駆け付けたい気持ちと、ままならない気持ちで見守ることしか出来ませんでした。幸いなことに無事でしたが、何日も続く断水に不自由していたそうです。引っ越し間もなくなので土地勘もなく不安な日々ではと心配していましたが、職場の先輩が給水場まで案内してくれたり、井戸のあるお宅へ招いてくださりお風呂に入らせてくれたり、洗濯させてくれたりと何かと気遣ってくれたそうです。人の温かさと助け合いの気持ちに本当に感謝しかありません。娘は今も元気で働いています。彼女を支えてくださった職場や地域の方、自衛隊やボランティアの皆様、ありがとうございました。
- 広島県 50才 女性
- 妻へ
- 結婚して10年が経ち、君が難病を抱えていて体が弱く、いままで流産を3回繰り返して何度も僕に隠れて泣いていたのを知っています。君もつらかったと思います。不妊治療を始めて、今回初めて母子手帳を貰うことができ、持病だけでも大変なのに、子供が生まれるまで家事をしながら職場で働いてくれているので助かります。僕ももっともっと頑張って、令和は家族3人にとって幸せな時代にしたいと思っています。何気ない毎日から、いつも幸せを感じています。毎日ありがとう。
- 大分県 36才 男性
- 助けてくれたあの子へ
- 私は少し前までいじめられていました。だけど、相談にのってくれたり。はげましてくれたり。「大丈夫?」と心配してくれたりする子のおかげで、「あ、自分は1人じゃないんだな。」と思うことができたし、いじめにまけないで、毎日学校に行くことができました。ありがとう。私は、これから先、苦しい事があっても、きっとこのことを思い出して「自分は1人じゃない!!」と、前を向けるような気がします。私を助けてくれたあの子へ、本当に、ありがとうございました。
- 愛知県 12才 女子
- 実父母へ
- 母が認知症と診断され、治療が開始されても父は信じられず、普段通りに接しようとしました。しかし、理解できなくなり、できないことも多くなり、父をも認識できず否が応でも受け止めねばならない時期が早々にきました。父は、大病後、歩行もおぼつかなくなっていましたが、母に優しく最期まで噛み砕いた言葉で話しかけていました。今思えば、父は認知症と気づいており、自分の力で母を何とか救えると思っていたようです。懸命な姿から、夫婦とは何かを教えてもらった気がします。もっと早く、「ありがとう」を二人に贈りたかった。年を重ねて、気づけたことが沢山あります。これから素敵なことに出会えたら素直に「ありがとう」を言葉にしていきます。
- 愛知県 65才 女性
- 名前もしらないおばあさんへ
- ぼくは、あなたの名前も、どこに住んでいるのかも、いつ、何をしているのかも知らない。でも、とても良い人だという事だけ知っている。あなたは、ぼくが公園に遊びに行くと、たまに見かける。片すみで草とりをしている。きれいな公園が当たり前だと思っていたけれど、それはあなたのおかげなんだといつも思う。年に何回か、子供会や町内会のせいそうがあるけど、それだけではきれいにならない。あなたみたいな人がいないと公園はきれいに保たれない。あなたは公園をきれいにしてくれているけど、それと同時にもう一つきれいにしているものがある。それはぼくたちの心です。暑い中がんばる姿はいつも心をうごかしてくれます。きれいな公園はとても心地よくなります。心をこめて「ありがとう」
- 愛知県 13才 男子
- 看護実習で患者さんになった方へ
- ほぼ初めての実習で私の患者さんになってくださってありがとうございました。緊張しすぎて上手くケアが提供出来なかった時、「誰でも最初は上手くいかないよ。大丈夫だからね」と声をかけてくれてありがとうございました。何回も「ありがとう。あなたがいてくれて助かったよ」と言ってくれてありがとうございました。毎日眠る時間を削ってレポートを書いたり頑張っていても先生に怒られたりと身も心もボロボロだった中、あなたの「ありがとう」を聴いたら疲れが全部飛んでいって、もっと頑張りたいという気持ちになりました。「ありがとう」ってあんなにも温かい言葉だったんですね。ありがとうの大切さを教えてくれてありがとうございました。
- 愛知県 19才 女性