- お母さん、お父さんへ
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お母さん、 中学の卒業式の時に、 ありがとうの気持ちを書いた手紙を渡したよね。 後になって恥ずかしくなって返してっていったけど、 どこに置いたかななんて・・・うそばっか。 ありがとう。 お父さん、 お父さんが昔、 入院した時に三つ葉に一つ葉っぱを付けて作った四つ葉のクローバーの栞あげたね。 あれ十年たっても財布に入れてるでしょ。 ありがとう。 お母さん、お父さん、 二人のおかげで私は今年18歳になりました。 ・・・なんて、 二人もよく知ってるね。 でもどんなに二人のことをありがたく思っているかは知らないでしょ?ありがとう。
- 愛知県 18才 女性
- 祖母へ
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今年87になる祖母はいつも私の味方。 「あやちゃんの好きなようでええよ。」 とにこにこ笑ってくれます。 もう 「ちゃん」 づけが似合わない歳になった今でも、 変わらぬ笑顔でいつも、 いつも。 何年か前に入院して以来、 少しずつ痴呆が進んでます。 何人かの孫の名前もそのせいなのか出てきません。 食べたご飯も、 髪を染めたことも、 貰ったプレゼントも忘れてしまいます。 けれど毎週末に会いに行くと 「よう来たね、 あやちゃん。」 と言ってくれます。 それだけでただただ 「ありがとう」 です。 おばあちゃん、 今日も元気で、 私の名前を呼んでくれてありがとう。 せめて明日も、 ありがとうって言わせてね。
- 愛知県 32才 女性
- 名も知らぬ、 おばあちゃんへ
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道の隅に落ち葉の山、 投げ捨てられたタバコ、 植木の間にコーヒーの空き缶、 通勤で駅に向かう途中、 腰のまがったおばあちゃんが先のすり減った箒で、 毎日掃除している。 「おばあちゃん、 ありがとね、 元気でね。」 通りすがりのみんなが、 「ありがとう」 と思っているよ。
- 東京都 56才 男性
- お父さんへ
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私は社会に出て初めて働く事の大変さを実感しました。 私は思うように仕事ができず先輩や上司から注意をされ、 何度涙を流した事でしょう。 もう仕事を辞めてしまいたいと何度思ったことでしょう。 きっとお父さんも辛い時を何度も歯を食いしばり乗り越えながら家庭を守ってくれたのでしょうね。 中学の頃、 働くのは家族を守る為とはっきり答えてくれたお父さん。 その揺るぎない思いを定年退職をする日まで守り通してくれたあなたを心から尊敬します。 これからは自分の為に時間を使い楽しんで下さい。 お父さん、 本当にありがとう!
- 愛知県 32才 女性
- おじいちゃんへ
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どうせ私のこと分からないんだし苦しんでるおじいちゃんなんて見たくないって、 入院してから全然お見舞いに行かなかった。 危なくなったと連絡があって、 病院に駆けつけた。 でもすでに意識がなくて、 おじいちゃんはあっけなく逝ってしまった。 私と言葉を交わすことも目をあわすこともなく。 お葬式で会った親族に言われた。 「おじいちゃん、 君が大学合格した時に大喜びしてね。 自慢だって言ってたよ。」 泣いた。 おじいちゃん、 ごめんね。 ちゃんと、 ありがとう言わなきゃいけなかったのに。 まだ間に合うかな。 おじいちゃん、 小さい頃からうんと可愛がってくれて愛してくれて、 本当にありがとう。 ありがとね。
- 愛知県 30才 女性
- お母さんへ
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今更すぎて、 向かい合っては言葉にできないけど、 高校生の今、 この感謝を伝えたい!私はいつも、 お母さんにあれこれ口出しされるのが嫌だった・・・。 すっごくむかついて 「これから絶対に口をきかない!」 って思った時もあった。 そんな時、 いつもお母さんは 「いつか言われたとおりにしてて良かったって思うんだよ。」 って言ってたよね。 私最近、 その 「良かった」 が分かってきた!そしたら、 お母さんへ 「ありがとう」 って気持ちを伝えたくなった!!私、 お母さんの子供で良かった!お母さん!私を生んでくれて、 ありがとう!!
- 岩手県 16才 女性
- 夫へ
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2011年3月11日の震災で被災してなかなか連絡がつかなくて本当に心細かった。 息子はまだ言って分かる年齢ではないから何でお父さんが帰って来ないのか理解出来ずなだめるのが大変でした。 毎日生きるのに一生懸命で余震が続き怖がる息子を強く抱き締めこんな時に夫がいてくれたらと何度も思い、 震災前まで当たり前のように顔を合わせバカな話をしては大笑いしていたことが幸せだったんだと涙が溢れて止まらなかったよ。 震災があってから4日後に奇跡的に帰ってきて本当に無事でいてくれてありがとう。 避難先では食べ物がない中1本だけ貰ったバナナを食べずに持って帰ってきてくれて息子に食べさせてくれたよね。 何も食べていなくてお腹が減っていたはずなのに子供に食べさせたくて。 帰ってきてすぐ私の実家が心配だと言って車を走らせ見に行ってくれました。 両親も無事で 「何かあったら是非家に来てください。 迎えにきます。」 と両親に言ってくれて本当にありがとう。 私はこんなに優しいあなたといれて幸せです。 どうもありがとう。
- 宮城県 28才 女性
- 娘へ
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あなたがこの世に生まれてきてくれたおかげで、 今まで私になかった強さを持つことができました。 お母さんになりたくさんの笑い、 たくさんの涙が増えたけど、 あなたがいなければそれもなかったことです。 小さいあなたを守らなければいけないと一生懸命に過ごしている毎日ははりあいのある日々です。 私の人生をすばらしいものにしてくれてありがとう。 これからも一緒に歩いていきましょう。
- 愛知県 36才 女性
- 同じマンションの女の子へ
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朝、 エレベーターで元気に 「おはようございます。」 と挨拶してくれてありがとう。 毎日 「しんどいな。 仕事嫌だな。」 と憂鬱になるのですが、 あなたの元気な挨拶で 「今日もがんばらなくっちゃ。」 と元気が出てきます。 挨拶がとても重要だということを、 教えてくれてありがとう。 いつの間にかそんな基本的な事もちゃんとできていなくなっていました。 会社でも相手から言われる前に、 自分から挨拶するように心がけています。 ずっと元気な 「おはようございます。」 を続けてね。
- 大阪府 35才 女性
- 家族へ
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今年三月、 癌の宣告を受けてから、 毎日、 死を意識して不安になってしまう私を温かく優しい言葉や態度で励ましてくれてありがとう。 朝から夜中迄、 働いているのに、 いつも気に掛けてくれている夫、 一緒になれてよかった。 学校や部活で忙しいのにいつも私に声を掛けてくれたり、 家事を手伝ってくれる二人の息子、 本当にありがとう。 今、 抗癌剤の副作用と闘っていられるのは、 家族の愛を感じているから。 必ず元気になってみせるからね。
- 愛知県 39才 女性