- 娘へ
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いつも何をやっても何を考えているのか感情を表に出さないあなた。でも昨日ありがとうのメッセージの応募をお願いしたら、短い短い文章でしたが、あなたの気持ちがいっぱい詰まった内容で涙が出ました。普段決して言ってくれない感謝の想いがあふれた内容で、胸がいっぱいになりました。とてもうれしかったです。仕事が大変だと気づかった言葉、洗たくをすることへの感謝。ほんと何気ないことに気づいて「ありがとう」って想ってくれて、私の方こそありがとう。優しい思いやりのある娘に育ってくれてありがとう。ほんとにありがとう。嬉しくて嬉しくて…。また、一緒に出かけようね。
- 愛知県 49才 女性
- 家族へ
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今までかかった病気で一番大きかったのが、おたふくかぜというくらい丈夫が自慢でしたが、今年人間ドックで早期胃がんを宣告されました。余りにも急な事で、何が起きているのか理解できぬまま、あたふたするばかりでした。手術に至るまでの検査期間中、不安ばかりが広がってなんとも情けないオッサンでした。そんな時、家族がかけてくれた一言「三十何年間頑張ってきたのだから、少しお休みをもらったらいいよ。その間は、私たちが頑張って働くから。その代わり完治したら、今まで以上にバリバリ働いてよ。」嬉しい一言でした。家族あっての自分だと改めて認識しました。「ありがとう。」一番素直に、一番自然に出てきたありがとうでした。この時のありがとうの気持ちを生涯忘れないで生きていこう、そう思って日々過ごしています。
- 愛知県 56才 男性
- あの時の僕へ
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職場の人間関係などに疲れ果てていた頃、ふとバスで隣に座った幼稚園帰りの僕。肩を落とし落ち込む私の顔を心配そうに覗き込む。同時に小さな手からチョコレートが。「はい。どうじょ。」ニコッ。その顔が可愛くて可愛くて側にいたお母さんも僕にそっくりの笑顔でスミマセンと頭を下げる。ぱんぱんに張っていた心にプスッと空気穴が開いた。肩がすっと軽くなる。何だか嬉しくて笑顔になった。「ありがとう。僕。おばちゃんはもらったチョコレートを食べてもりもり元気がでたよ。ありがとう。」と頭をなでなでした。照れ臭そうに笑った僕の顔、ずーっと忘れないでいるよ。
- 愛知県 46才 女性
- お母さんへ
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今日、お母さんが風邪をひいた。僕は料理が出来ないし、姉と父は勉強と仕事で忙しいから夜ご飯はレトルトカレーだった。一口、カレーを食べた。おいしくない。なぜか僕はそう思った。いつも当たり前のように食べている母の手作りのカレーは、母が手間をかけて作ってくれているんだなと思った。そう思うと、いつもは決してわくことのない感謝の思いがわいてきた。よく考えると洗たくや片付けも僕は絶対出来ないだろう。そう思ったらこれからは母のやっていることを少しずつでも手伝っていこう。母の風邪は僕にありがとうの気持ちを思い出させてくれた。カレーを食べながら僕はそんなことを思った。
- 愛知県 11才 男子
- お父さんへ
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突然母を亡くして呆然とした日から2年が経とうとしていますね。何もかも母に任せっきりで、手探りで始めた二人暮らし。料理なんてたまに作るカレーだけだったのに、今では筑前煮まで作ってくれますね。美味しいんだけど、お鍋の大きさも考えて作ってくれるともっと嬉しいです。いつも大きすぎるよ。 この2年間で私は就職が決まり、学生生活も残り半年になりました。本命の会社の面接の時、2人の連絡ボードに精一杯の「頑張れ」のメッセージをくれたこと、忘れません。とっても嬉しかったし、本当はちょっと泣きました。甘えん坊でグータラな私でごめんなさい。こんな私が無事に大学を卒業出来るのは、側で見守って支えてくれたお父さんのおかげです。社会人になったらお父さんの大好きな沖縄に連れて行くから待っててね。
- 愛知県 22才 女性
- 地域の交通指導員さんへ
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いつも小学校の登下校時に、僕たちが安全に登下校できるように、見守ってくれてありがとうございました。班長だった僕が元気な1年生に困っていた時に、僕に代わって注意して助けてくれて、ありがとうございました。卒業式の前日、最後の分団登校の日には「おつかれさまでした。」と声をかけてくださり、最後の下校時には「中学でもがんばって。」と声をかけてくださった事、うれしかったです。毎朝の「おはようございます。」や帰りの「さようなら。」のあいさつで、毎日がんばろうと思いました。中学生になり、あいさつの大切さがより分かりました。あいさつの大切さを教えてくれて「ありがとう。」
- 愛知県 12才 男子
- パパへ
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お母さんがいない、みんなと違う環境でそれをパパのせいにして責めた日。悪いことをして怒られても素直に謝れなかった日。なかなかありがとうを言えなくなった日。いつも、心配かけて困らせてごめんね。心配してくれて育ててくれてありがとう。たまに「大好きだよ。」と言うと気持ち悪いと言って笑われてそれに対して怒って、そんなくだらないやり取りでもパパとだから楽しいって思える。私が中学校の服をパパの前で着た時、急に泣きだすから本当にビックリした。その時、泣きながら「おめでとう。」って言ってくれてありがとう。
- 愛知県 16才 女性
- 地下鉄の駅員さんへ
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私は地下鉄で通勤しています。ほとんどの駅員さんは、利用する方たちに「ありがとうございます。」と言って声をかけている駅員さんが多いのですが私が利用する最寄駅の駅員さんは朝の時間には「いってらっしゃい。」帰りの時間には「おかえりなさい、お疲れ様です。」と声をかけて下さいます。忙しい時間帯なので通りすぎる人がほとんどでも毎日とても丁寧に声がけされている姿を見て、私もきちんとあいさつをしようと思い直します。その駅員さんの朝夕のあいさつに多くの人がきっと「今日も頑張ろう。」と思います。このメッセージが本になったら、いつもあいさつを返すだけですが、この本と一緒に「いつもありがとうございます。」と伝えたいです。
- 愛知県 31才 女性
- 日本に来て出会った全ての人へ
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私はブラジル人です。1995年にブラジルで日本人の女性と結婚しました。妻が故郷で子供を産むために、1999年に日本にやってきました。子供を産んだらブラジルに帰るつもりでした。妻が仕事探しにいきました。面接のときに、夫がブラジル人だと紹介したら、会社の映像部門を紹介頂けて、私はカタコトの日本語で面接を受けました。採用頂けて、日本で不安な中、仕事が始まりました。日本語があまり理解出来なくて、文化の違いに戸惑いも感じましたが、会社の同僚のみんなが温かく受け入れてくれた。日に日に不安も無くなった。日本が住み易い国、外人の私にも優しく接してくれる、日本は素晴らしい文化を持っていると理解できました。そのおかげで、ブラジルに戻る気もどんどん無くなりました。日本に移り住んで17年間経ち、子供が生まれました。家も建てられました。日本で1000人の友人が出来ました。今では、ブラジルに戻らず、日本で生活出来たことに感謝しています。17年間、日本で働き、日本で生活し、皆のおかげで少しは日本人らしくなれたかな?日本に来て出会った全ての人にありがとうと伝えたいです。皆さま、ア・リ・ガ・ト・ウ。
- 愛知県 52才 男性
- お母さんへ
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なにげない生活の中で「ありがとう」と言えないから、ここで言うね。いつも6時まで働きながら、ご飯を作ったり、洗たくをしてくれてありがとう。お手伝いをした時、どれだけ大変かわかりました。感謝しています。弟や妹たちといろいろあって、ぶつかり合っていたとき、長女の私に、「がまんしなくていいんだよ。」って言ってくれた時、とってもうれしかったよ。仕事でつかれているのに、いつも笑顔でいてくれるお母さん、そんけいします。私たちの事を一番に考えてくれて、うれしい時は、いっしょに喜んでくれて、悲しい時は、はげましてくれるお母さん大好きです。私もそんなお母さんになりたいと思っています。本当に、いつもありがとう。
- 愛知県 11才 女子