- 家族へ
- 夕飯を食べ終わり、子供達が大好きなフルーツを奥さんが用意している。奥さんは2歳の次男に「このぶどうは、パパの分だよ」と言う。次男は落とさないように気をつけて運んできて、「パパ、どーぞ!」と言う。私は「よくできたね、ありがとう」と言う。次に奥さんは次男に「このぶどうは、にいにの分だよ」と言う。次男は落とさないように気をつけて運んで「にいに、どーぞ!」と言う。5歳の長男は「ありがと~」と調子良く言う。奥さんは次男に「お手伝いありがとう!ぶどう、どうぞ!」と言う。受け取った次男は満面の笑みで「ありがとう!」と受け取って、美味しそうにぶどうを食べる。何気ない日常の「ありがとう」の連鎖に幸せを感じます。
- 愛知県 36才 男性
- 子供達へ
- 主人が亡くなって10年になります。どんなに仕事が忙しくっても私の誕生日にはいつもラブレター付きのプレゼントを持って来てくれました。家族のために頑張って、いつも家族のことを考えてくれた主人です。主人の気持ちも分からずわがまま言ってきてごめんなさいね。今は1人で暮らしています。でも日曜日には私がさみしくないようにと子供達が毎週来てくれます。私は嫁さんに私がもしもの時はお願いねと言うと、お任せくださいと言ってくれます。その言葉1つで頑張れます。子供達やお嫁さんに感謝しかありません。ありがとう。本当にありがとう。
- 愛知県 74才 女性
- 忘れ物をとどけてくれた人へ
- 私が10才のときにケータイとおさいふを電車にわすれてきたことがあります。そのときは、どうしよう、どうしよう、という気持ちでいっぱいでした。おとうちゃんが駅員さんに話してくれたけど、もうみつからないなという気持ちでした。すると私がのっていた電車の人がひろって駅員さんにわたしてくれました。次の日に駅にいって駅員さんにケータイとおさいふくださいといったらわたしてくれました。ケータイとおさいふがかえってきてよかったです。名前も顔もしらない人がとどけてくれてほんとうにうれしかったです。私も電車やバスとかでわすれものがあったらちゃんとかえしてあげて持ち主をあんしんしてよろこばしてあげたいです。
- 愛知県 11才 女子
- 6年2組のみんなへ
- 長く続いた休校が明け、久しぶりに授業が再開された日、私の心配をよそに全ての座席が笑顔でうまった。もう学校なんていらないと思われたかもしれない、担任の顔も忘れられたかもしれないと思っていたから、みんながあたり前のように教室にいることが、ありがたくて、ありがたくて、この時間を大切にしようと思ったんだ。「オンライン」は苦手、時代遅れの50歳で申し訳ない。でも教室でみんなと話のキャッチボールをしながら進む授業は好きだ。時々とんでもない方向にボールが飛んで行くけれど、そのとんでもない方向にも真実がみつかることがある。授業は生きている。その原動力は、みんなの笑顔とアイデアなんだ。
- 愛知県 50才 女性
- お父さんへ
- お父さんは、いつも休まずに仕事に行く。ぼくよりも先に起きて帰ってくるのも遅い。なのに、一度もぐちを言わずに頑張っている。一週間に一度の休みだけど日曜日の朝必ず朝ごはんを作ってくれる。それは、お母さんを少しでも休ませてあげようとしてくれてるからだと思う。そんなに優しいお父さんに、いつもありがとうと思う。ぼくが大人になったらお父さんのようなかっこいい人になりたいです。
- 愛知県 11才 男子
- ガソリンスタンドで出会った方へ
- 自動車のタイヤに空気を入れるために立ち寄ったガソリンスタンドで空気の入れ方がわからず、機械をさわっていた時に、空気の入れ方を教えて、手伝ってくれる男性がいました。はじめは店員さんだと思っていましたが、4本のタイヤに空気を入れ終わると「じゃあね。」と言って自分の車に乗り立ち去っていかれました。見ず知らずの困っている人に手を差しのべることができる人は素敵だな、と感じました。私も困っている人を見かけたらすぐに声を掛けれる人間になろうと思わせてもらいました。あの時はありがとうございました。
- 愛知県 35才 女性
- 両親へ
- 私は、色々な病気をかかえていました。ぜん息やアレルギー、アトピーなど、生活するためには、苦労するものもありました。けれど、小学生にあがるまで、毎日お弁当を作ってくれました。ぜん息と知ってから、ぜん息が落ち着き、ふつうに遊んだりできるまで、大切に育ててくれました。誕生日ケーキも、手作りで、アレルギーがおさまるまで毎年作ってくれました。友達がもっていたアレルギー製品でかかった時も、急にぜん息の発作がでた時も、走ってむかえに来てくれました。耳にたまったうみをとる手術の時も、とても心配してくれました。そして今、私はとても元気に12才を生きています。今まで大切に育ててくれてありがとう。これからもよろしくね。
- 愛知県 12才 女子
- コロナウイルスの不安もあるなか働いてくれたみなさんへ
- 新型コロナウイルスがはやっているなか、一生懸命働いてくれたみなさん本当にどうもありがとう。医療関係のみなさん、コロナウイルスと闘っている患者さん達を救ってくれてありがとう。ゴミ清掃車で働いているみなさん、コロナウイルス感染確率が高いのに私たちのゴミを運んでくれてありがとう。ショッピングモールなどで働いてくれたみなさん、私たちの日常生活を支えてくれてありがとう。働いてくれている多くのみなさん本当にどうもありがとうございます。
- 愛知県 11才 女子
- 同じ地下鉄に乗っていた方へ
- いつも私は地下鉄で通勤しています。その日車内は座る場所なんて無いような満員電車でした。初めての妊娠なので妊婦さんは大きなお腹になってからが身体が辛いかと思っていたのですが初期のほうが体調の悪い日が続いていたので短い通勤時間すら立っているのが辛かったのです。しかしそんな満員電車で男性が声を掛けてくれたのです。「どうぞあちらに座ってください。」私の居た場所から遠い席の方で自分の荷物で席を確保してわざわざ声を掛けてくれたのです。ありがたく座らせていただき、更に「他の人から分からない位が一番辛いのではありませんか?無理しないでください。」と声掛けまでしてくれました。電車を降りる際お礼は伝えましたがこの場をかりてありがとうを贈りたいと思います。あの日席を譲っていただきありがとうございました。
- 愛知県 35才 女性
- 「ありがとうを贈ろう」事務局 幸せと感動を届けてくれた方々へ
- ぼくはこの「ありがとうを贈ろう」の本を読んでなみだが30回くらいながれました(いいなみだ)。この本との出会いは学校で「ありがとうを贈ろう」の手紙でぼくのクラスの人がえらばれて、本が配られました。ぼくもちらっとは見たことがあるけど、自分のものになったのは初めてでした。さっそく読んでいると、その本からいろんな「ありがとう」があふれ出して、おまけにぼくの目からなみだ(いいなみだ)があふれ出しました。ぼくはこの本のおかげでたくさんの人に「ありがとう」が言えるようになりました。なのでお礼がどうしてもしたいです。この本をつくってくれた方々、この本をつくるために「ありがとうを贈ろう」に手紙をおくってくれた方々、本当に心をこめて「ありがとう」。
- 愛知県 11才 男子