ありがとうを贈ろう。

ありがとうの本2018

絆創造業 平安閣グループ

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息子の担任の先生へ
長男が小学校に入学してから4ヶ月間、毎日登校拒否をしていました。泣いて家から出られず、そんな息子を抱き抱えて、時には優しく時には厳しい言葉をかけながら、一日も休ませてはいけない、休ませれば行けなくなると思い、心を鬼にして毎朝学校まで付き添いました。泣いている息子を抱き抱えていた為、クラスメイトからは「赤ちゃん、ママが居ないと泣いちゃうのか。」とからかわれている息子をみて、私も泣きながら帰った日々でした。そんな日々から救ってくれたのは担任の先生でした。どんなに朝の会が遅れても、笑顔で優しくずっと側にいて声をかけて付き添ってくれました。そんな先生を信頼し、徐々に学校に行けるようになり、今では笑顔で学校に通っています。救われたのは息子だけではありません。私自身も救われました。本当に感謝でいっぱいです。先生、本当にありがとうございました!
大阪府 34才 女性
受け持つ高校三年生へ
教員という立場でありながら、私は皆さんに救われることばかりだと日々感じています。このメッセージが今年の3月に旅立つ皆さんに届けばいいなと思いながら、朝の通勤電車で考えを巡らせています。騒がしい教室を見渡しながら、いつも微笑ましく思うと同時に卒業という日が一歩一歩近づくことを実感しています。仲の良い皆さんが「卒業旅行は富士急にみんなで行こう!」と話していた日に「もちろん先生も一緒に行こうね!」なんて元気に誘ってくれたこと本当に嬉しかったです。皆さんの心に何を残せたかは分かりませんが、私は皆さんからたくさんのものをもらったことに感謝しています。素敵な3年間をありがとう。担任より。
千葉県 24才 女性
笑っている人へ
ありがとう、笑っている人。今、私が笑っているのは、その人のおかげ。笑顔から笑顔へと、人はつながっている。「こんにちは」と笑顔で話しかけてくれたら、私も「こんにちは」と笑顔で言葉を返せます。そしたら私はうれしくなって、他の人にも笑顔で話しかけていきます。そうすると、みんな、きっといい気持ちになってしぜんと笑顔が出てくる。次は私がいつも笑顔で友達やご近所さんに「おはようございます」や「こんにちは」「こんばんは」とあいさつをかけ、友達や家族とたくさん話してたくさん笑う。そうすると、心がぽかぽかしてくるから、私はそれをつづけていきます。そして、私のまわりには、ニコニコしている人たちがたくさんいるようにしたいです。
愛知県 10才 女子
母親へ
いつもありがとう。母親に病気が見つかりました。当たり前に家事をしていた母が今はいません。母の家事を今は自分がやっています。ありがとうなんて言ったこともなく、やってもらうのが当たり前だった子ども時代。自分がごはんを作ると「ありがとう。」と母が言います。「ありがとう。」と言ってくれてありがとう、と心の中でいつも思います。健康でただ毎日を過ごせることがこんなにも幸せなことだと教えてくれてありがとう。あとどれくらい一緒にいられるかわからないけど一緒にいてくれてありがとう。今こうして家事ができているのも母親の姿を見てきたから。背中で教えてくれてありがとう。素直にありがとうなんて言葉にできないけど本当にありがとうございます。
長野県 33才 男性
キャンプカウンセラーさんへ
「大丈夫?」あの時、あなたが何度もそうやって声をかけてくれて、私のことを気にかけてくれたから、今、私は充実した中学校生活を送っています。五年生の時、私はキャンプに参加し、初めて出会った友達とどうやって接したらよいのか分からず、2日目には早く帰りたいと思いはじめていました。そんな時に、あなたは私の気持ちをさっしたのかは分かりませんが、私の話を聞こうとしてくれ、川下りでは、怖くて降りられなかった私の手をひいてくれました。その時には、私はあなたに何も話すことができませんでしたが、感謝の思いでいっぱいです。あなたのおかげで、たくさんの友達ができて、私は今、部活で副部長をしています。そして、困っている後輩がいたら「大丈夫?」と声をかけるようにしています。だからこそ、私はあなたに伝えたい。「ありがとう」と。
愛知県 15才 女子
ボランティアの方々へ
先日、駅の周辺で七夕祭りのボランティアをしてくれている方々を見かけました。その日は、激しい雨が降っていました。そんな悪天候にも関わらず、かっぱを着て、看板の取り付けや飾りの準備を一生懸命してくれていました。こういう方たちがいてくれるから、毎年、盛大な七夕祭りが成功しているのだなと思いました。毎年、すばらしい七夕祭りの開催をありがとうございます。子どもと一緒に出店をまわることが夏の風物詩になっています。今年は何を買おうかな。とても楽しみです。
愛知県 40才 女性
おばあちゃんへ
字がうまく書けないのに一生懸命手紙を書いてくれて、ありがとう。Nさんと2020年の東京オリンピックをみることができるように、リハビリを続けてください。そして手術が終わったら、また家族4人でお茶をしようね。わたしは毎日、中学校に行くのが楽しいです。今、中学校では7人の友達ができました。これからも勉強や運動をがんばるから、おばあちゃんもがんばってね。家のなかで少し変わったことを書きます。パキラのとなりに、小さな子葉が出ました。あと技術の授業で、家で綿花を育てています。今日、9つの子葉が出ました。おばあちゃんも家に帰ったら見てね。明日は手術大変だと思うけど、できるかぎりでいいから、がんばってね。
愛知県 12才 女子
見知らぬ女性へ
甥の本命の高校受験当日。高校に行くバスを乗り間違え、しばらく乗ってから途中で気づき、慌ててバスを降り、同じバスに乗っていた自分の母と同じくらいの歳の女性に声をかけ、携帯電話を借りました。慌てて学校に電話をし、泣きながらどうすればよいか聞き携帯を彼女に返したところ、彼女は甥に5千円を渡し「このお金で高校までタクシーに乗りなさい。」とタクシーを拾って乗せてくれたそうです。そのおかげで甥は受験に間に合いました。彼にとって一生忘れられない日となったことでしょう。その時のお釣りはどうしても使えないようで、引き出しにしまってあるそうです。私がその立場だったら見知らぬ学生に5千円を渡せたでしょうか。彼女の親切な気持ちが本当にありがたく、家族一同感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました。
神奈川県 40才 女性
義父母へ
離婚歴があり、10才の子供もいる私を温かく嫁として迎えいれてくれたお父さんお母さん。10才の息子は思春期な事もあり最初は挨拶程度しか、しませんでした。それでも「うちの初孫だから。」「少しずつ距離が縮まるまで頑張るから。」と頻繁に家に来てくれて息子とコミュニケーションをとってくれていました。そのおかげで今は「じいちゃんはかっこいいよね。」「ばあちゃんの肉じゃがはすごく美味しいよね。」「次はいつ来るかな。」と嬉しそうに話すようになりました。血の繋がりなんて関係ないよと可愛がってくれる二人の優しさに、ありがとうの一言なんかでは伝えきれないほどの感謝でいっぱいです。この家の嫁になれたこと、この家族に出会えたことに私はありがとうを伝えたいです。
石川県 33才 女性
名前も知らない学生さんへ
その時は、かなり急いで自転車を全力で漕いでおりました。周りの雑音の中「すみません。」と聞こえ振り返ると、ハアハア息を切らせて汗だくになった学生さんが、私に「これ。」と言って財布を渡してくれたのです。気づかないうちに財布を落としていたようでした。驚きとありがたさで「どこらへんで?」と聞くと、相当離れたところから追いかけてくれたと。そして「これ無くしたら絶対お兄さん悲しむやろなて思って。お母さんから『一日一回イイことしなさい。』て言われてる。今日はこれで出来た。」と。両親へのプレゼントに買った旅行券他、お金で買えない大事なものがたくさん入っておりました。お礼を言いお金を渡すも受け取らず。「これは?」と買ったばかりのアツアツのたこ焼きは受け取ってくれました。ホントにありがとう。日本も捨てたもんじゃないな。
大阪府 42才 男性
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