- 旦那さんへ
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結婚して、5年目の冬、私が乳がんになり毎日夜になると不安で、泣いてると手を握りしめてくれたね。寝るとこのまま朝になると死んでしまう恐怖で押しつぶされそうな時もやさしくはげましてくれてありがとう。抗がん剤治療が始まり日常生活もちゃんとできなくなり子供(当時4才)の世話や食事を作ってくれて感謝してます。仕事も大変なのに、文句いわないで、私や子供のためにサポートしてくれてありがとう。あれから9年目をむかえました。私、生きてます。病気になった時、もう子供の成長が見れないと思い、車越しに高校生を見ては、子供と重ねていた頃が懐かしいです。いま、中学生で反抗期でもかわいくてしかたないです。今、生きてることに感謝して、旦那さんを大切にしたいです。
- 愛知県 45才 女性
- 近所の運送会社さんへ
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私の近所にとても素敵な会社があります。小さな交差点付近にある、早朝から遅くまでダンプカーが出入りしているような運送会社さんです。いつも朝になると社員の皆さんが会社の敷地とその周辺をとても綺麗にしてくださっています。ゴミ拾いや掃き掃除などをしてくださるお蔭で、近所の歩道はいつも気持ちよく歩ける状態に保たれています。お仕事も頑張りながら地域のために活動してくださる皆さんにありがとうを伝えたいです。皆さんがゴミ拾いをしている姿を見て、今日も一日頑張ろうと思えるんですよ。
- 愛知県 32才 女性
- 妻へ
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1日に何回君からの「ありがとう」を聞くだろうか?結婚前は気づかなかったけど、毎日一緒に居ると、ふと気づく。こっちが申し訳なくなるくらいにどんなちっぽけなことにも「ありがとう」、当たり前のことをしても「ありがとう」が返ってくる。でもその君の「ありがとう」がとっても心地よい。よくまわりから夫婦仲がいいね!って言われるけどそれは君の「ありがとう」のおかげだと思う。だってその言葉のおかげで僕はいつも気持ちよく過ごしていられるからね。いつも聞くばっかりでごめん。これからは君にも「ありがとう」をいっぱい聞かせてあげられるよう頑張るよ。「いつもありがとう。」
- 石川県 41才 男性
- お兄ちゃんへ
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わがままな妹に愛想をつかさず、いつも優しくしてくれてありがとう。私が入籍した時に真珠アクセサリーをくれたね。30才になった時には、赤珊瑚アクセサリーをくれたね。もらった時はその意味が分からず、特に何も思っていなかったけれど、最近ようやく、私の幸せや健康、妊娠出産を願ってプレゼントしてくれたものだと知り、その想いがとても嬉しかったよ。お兄ちゃんが「妹をよろしくお願いします。」と主人にペコリと頭を下げた日から早3年、まだまだ先は長いけれど、30周年の真珠婚式はもちろん、35周年の珊瑚婚式でも身に付けさせてもらうからね。それから、お兄ちゃんが素敵なパートナーと出会い、今度は私から「兄をよろしくお願いします。」と言える日を楽しみにしてるね。
- 愛知県 30才 女性
- お父さんへ
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その日は朝からの雪でした。その夜、いつものように私はあなたの脚をマッサージ。眠くて、目を閉じたままマッサージしていました。あなたが、何か言ったようです。「おしっこかな?」私は口元に耳を寄せて何度も何度も聴き返しました。「……もう……いいから……おやすみ」この言葉を繰り返していたのですね。その2日後、あなたは帰らぬ人になりました。私が小4の冬でした。苦しい息の下で私を気遣ってくれたお父さん。あのときのあなたの言葉が、苦しいとき、いつも私を支えてくれました。ありがとう。「親孝行」って何でしょう?「常に心を寄せていること」だと親になってみて分かります。私、親孝行な娘だったでしょうか?
- 滋賀県 61才 女性
- 夫へ
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私のこと、いつも可愛がってくれて感謝してます。結婚して4年目。新婚当初から変わらない仲は私の自慢です。夜勤のあるあなたはいつも私の作るでっかいお弁当を2つ持って出勤します。お弁当箱には1枚ずつ小さいお手紙を入れて、あなたに頑張る力が出るようにと願ってました。ある日あなたの仕事バッグを整理しようと覗くと、見覚えのある紙切れが・・・。大量の私からの手紙でした。広告の裏に書いた何気ないメッセージの数々。普段とっても大雑把な性格のあなたなのに。だけど捨てることなく大事に保管してくれてました。毎日、お弁当に愛情込めてよかった。幸せです。この広い世界の中から私を見つけてくれてありがとう。
- 福岡県 31才 女性
- 娘へ
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私の身勝手から、あなたが3才の時に一緒に生活ができなくなってしまいました。あなたの母親は、中学生の時に天国に去ってしまいました。その後は、お姉ちゃんと二人で、仲よく暮らしていましたね。そのお姉ちゃんも、素敵な旦那さんを見つけ、一人きりになってしまいました。ある日、父さんと一緒に住むかと聞いたら、じゃ部屋を見せてって言った時には、どれだけ嬉しかったことか。20年ぶりに同居してから、3年が経とうとしています。一日一日がとても大切な時間に思えてきます。向かい合って、ごはんを食べることさえなくなってしまった時期を復活させ、親子の絆を徐々に固くしています。娘よ、心から、ありがとう。そして、必ず幸せになってほしい。父さんの最後の願いです。
- 愛知県 58才 男性
- 夫へ
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今年4月、結婚式2日前に待望の妊娠が発覚。幸せいっぱいで結婚式、新婚旅行を終え、帰ってきた矢先・・・流産。ずっと心待ちにしていた赤ちゃんだっただけに、ショックで涙がかれるほど泣きました。寝る前も、起きた後も、ご飯を食べる時も・・・勝手に涙が出て来てしまうくらい悲しい出来事でしたが、主人がそっとそばに来て言ってくれました。「俺との赤ちゃん授かってくれてありがとう。俺の分まで痛い思いしてくれてありがとう。」と。「大丈夫?」や「ごめんね」と言われるより、「ありがとう」と言ってもらえたことで、不思議と明るい気持ちになれました。残念な結果にはなってしまったけれど主人との命をまた授かりたいと強く思う出来事でした。
- 大分県 25才 女性
- 大好きだったおじいちゃんへ
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当時高校生の私に、「ありがとう。」と言っておじいちゃんは倒れてしまったね。それがおじいちゃんと話した最後の言葉になってしまったね。自分の口で感謝を伝えられなかったことすごく後悔してるよ。意識がもどると信じて書いた手紙は結局封を開けてもらうことはできなかったね。天国で手紙はよんでくれたかな?あれから15年たった今もあの言葉が頭からはなれません。私は今3才になる娘とお腹に赤ちゃんがいます。おじいちゃんに見せたかったな。「私の方こそありがとう。今まで本当にありがとう。」
- 福井県 33才 女性
- 婚約者へ
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去年見た花火がとてもきれいで、来年も絶対見ようと約束したね。日にちを調べて、浴衣も作るのはあきらめたけれど一緒に着ようと思って注文して準備して。浴衣が届いた当日に、花火が1ヶ月前に終わっていたと分かった。自分のアホさに泣けてきたよ。そんな旅行当日、あなたは浴衣を着て迎えに来てくれた。浴衣姿が浮きまくったSAで一緒にお弁当を食べて。花火があがるはずだった真っ暗な浜辺で海を見て。そこで、プロポーズしてくれたね。花火はあがらなかったけれど、もらった指輪は花火よりきれいだった。いつでもまっすぐで優しいあなた。鈍感でいつも優しさに後になって気が付く私だけれど。あの時もその時も、いつもいつもありがとう。
- 岐阜県 28才 女性