- 友人へ
-
「ありがとう」改めて口にすると恥ずかしい。でも、いま伝えたい。いつの間にか友達になっていて、一緒にいるのが当たり前。学校に行く時も、部活に行く時も。たくさんしゃべって、たくさん泣いて、たくさん笑って。泣いた時は何も聞かずそばにいてくれて、ぎゅっと抱きしめてくれて。それが本当にうれしかった。相談にものってくれた。いろんなものをもらった。覚えているかな?帰り道、悔しくて泣いた私に言ってくれた。「頑張ってるの私知っているよ」その言葉ほんとにうれしかった。あの時は恥ずかしくて言えなかったけど、今なら言える。励ましてくれてありがとう。君に今伝えたい言葉です。
- 愛知県 14才 女子
- ママへ
-
ママが亡くなってから2年以上がたちました。今ではママの代わりに私が家事を担当していますが、ママがいなくなって初めて、ママが家族みんなのためにどれだけ一生懸命家事をこなしてくれていたかが分かりました。最近では、これまで包丁も持たなかったパパが料理をしてくれますし、弟たちも料理や洗濯を手伝ってくれています。妹も自分の夢に向かって毎日一生懸命頑張っています。ママが好きだったお花や和柄の小物など、今まで私が興味のなかったものも、不思議と最近は興味が出てきました。みんなで家事も分担しているので、ママは心配しないでゆっくりと天国で休んでいてくださいね。そのうちみんな天国に行って、またうるさくなるので、ゆっくりしていられるのも今のうちだと思うけどね!
- 東京都 30才 女性
- 息子へ
-
今年の4月に中学生になった長男にありがとうと伝えたいです。長男は発達障害があり、小学校入学時には、6年間学校生活を送れるのか心配ばかりしていましたが、学校の先生方、同級生の理解もあり、6年間元気に通学し、大好きな音楽ではいつも二重丸の評価でした。卒業式では長くてあっという間の6年間を振り返ることができ、感動の時間を過ごすことができました。卒業式終了後、校庭でみんなに声をかけてもらい一緒に写真を撮ってもらったことが忘れられません。4月からは特別支援学校に元気に通っています。今では私の身長を超えるまでに成長し、心も体も大きくなったことを実感しています。息子の頑張りと成長にありがとうと伝えたいです。
- 岐阜県 43才 男性
- お母さんへ
-
季節の変わり目はお母さんのことを思います。結婚が決まり、彼と同棲し始めた頃、私は、よく風邪をひいてました。環境が変わったからだろうと最初は、思ってました。だけど、一年経っても、季節の変わり目は、必ず風邪をひいていました。そんなある日、彼が真夜中に、トイレに起きて、寝室に戻ってきて、布団をかけ直してくれた時、私はハッとしました。今まで、一緒に住んでた時は、気付かなかったけど、お母さん、真夜中に、起きては、私の布団をかけ直しに来てくれていたよね。どんな日も。だから、私はいつも温かい布団で、朝まで眠れたんだよね。あの時は、当たり前に感じてたけど、離れて、お母さんの思いに、気付けたよ。お母さん、ありがとう。毎日布団をかけにきてくれて。ありがとう。
- 愛知県 26才 女性
- 親友へ
-
「ありがとう」と言いたくても、いつも言葉では言えてない。あなたは「ありがとう」と私に言うけれど私は「べつに」と返すだけ。心の中ではありがとうと思っていても言葉に出すのは難しい。いつもどこでも優しくありがとうと言えるあなたがすごい。昔、あなたに言われたこの言葉「思っているだけじゃ気持ちは伝わらないよ」いつもいつもあなたと別れた後に思う。言わなきゃって。言おうと思っているけれどタイミングをのがしてしまい、今日も言えなかったと後悔することが多い。他の人には言えるのに、あなただけには苦労する。なんでだろう。でもまただって後悔したくない。だから今度あうときに口で言う。でもその前に手紙で。いままでありがとう。これからもずっとずっとよろしくね。
- 愛知県 13才 女子
- ママへ
-
長女が高校入学した時「節約になるし、パパも今日から弁当だよ。」と言われ、以来15年、毎日弁当を作ってくれるママに感謝の気持ちを贈りたい。次女や、長男、俺と一時期は4つ弁当を作ってた朝もあったよね。今では、子供達もそれぞれ独立して、俺の分だけになったけど、今でも弁当を作ってくれる。卵焼きにウインナーは定番、最近は唐揚げの代わりに魚が入ってる。少しは、健康の事を心配してのことかな?コンビニの弁当なら、3日続けて食べると飽きるけど、代わり映えのしないママがつくる弁当は毎日食べても、飽きないんだなあ。そこが不思議なんだけどね。今更だけど、「ありがとう。」定年まで後数年、弁当作りお願いします。毎日、完食しますから。
- 北海道 57才 男性
- お義母さんへ
-
私は、幼い頃に両親が離婚して、家庭というものを余り知らずに育ちました。彼と出会って、初めてお家に行った時、とても温かく迎えてくれました。こんな温かい家庭で育った彼はとても優しく私を支えてくれました。彼と結婚して今は私のお義母さん。そして娘のおばあちゃん。この間彼と喧嘩をした時も、「娘連れて帰っておいで。ここはあなたの実家でもあるんだから。」と言ってくれたお義母さん。感動して涙がでました。これから頑張って負けないくらい温かい家庭を作ります。私を本当の娘にしてくれてありがとう。
- 大阪府 24才 女性
- 両親へ
-
直接言うのは恥ずかしいのでここでありがとうを言わせてもらいます。今年で私は高3です。ここまで来るのに何度も先生からの呼び出しなど、沢山迷惑をかけて何度も泣かせてしまったりしたのに私を見捨てず育ててくれてありがとう。ちゃんと叱ってくれて本当に感謝しています。人のありがたみや痛みがやっと分かる様になりました。これから受験でまた迷惑をかけてしまうと思うけど宜しくお願いします。
- 愛知県 17才 女性
- 父へ
-
毎日毎日「おいねるぞ。」いちいちねとるのに言ってくんな。毎日帰ると酒飲んでばっか、よくわからん。だけどな親父・・・言わんけど感謝しとるんだぞ。母さんと離れ姉ちゃんも嫁に行き、たった半年で家族が減った。それから家事とかやる事ふえたよな。俺18才になって仕事3年目で努力してきた。すこし苦労がわかってきたと思う。毎日帰りがおそくて話すとき無くてごめんな。本当は他愛もない話で笑って話したいんだよな。毎日俺より2時間も早く起きて、俺が帰るまでいつも起きとる。俺が考えるよりもはるかにつらさ、かなしさかかえてるよな。今まで気づかんくてごめんな。一生目標でいるよ。いつもありがと。
- 愛知県 18才 男性
- 亡くなった利用者さんへ
-
訪問介護をしていた時のことです。彼女は意識もほとんどなく、口からも既に食べられなくなっていました。ご家族は夜に働いているのでいつも昼間は寝室で寝ておられるため、私たちとはあまり顔を会わせることもありませんでした。もういつ亡くなってもおかしくない状況の中、私たちにできることは1日3回ご自宅に行き、全身清拭、口腔内清拭、着替えだけでした。その日は、雪が降っていて本当に底冷えのする日曜日でした。すべての介助が終わり、意識のない彼女に声をかけて帰ろうとすると、意識のないはずの彼女が目を開き、私を見て「ありがとう」って言ってくれたんです。それが最後の言葉となりました。いまでも介護の仕事についていられるのはそんな彼女の言葉があったからです。「ありがとうございました。」
- 東京都 48才 女性