- お母ちゃんへ
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8歳で難病と診断、ハタチまでの命と宣告され施設へ入所。面会や外泊のたび「家に居たい。連れて帰って。」と駄々をこね、お互いによく泣きましたね。今は寝たきりになり、動くのは指先だけだけれど、人生の伴侶にも巡り会い、ハタチを大きく超えて、来月で49歳になります。誕生日がくるたび「○○年前の今日は、私のために母がお腹を痛めてくれた日」だと、母には心から感謝しています。照れるので言った事は一度もないけど、「お母ちゃん、産んでくれて、ありがとう!」
- 愛媛県 48才 男性
- 家族のみんなへ
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私が小学生の頃は、みんなの誕生日に手紙と、土手でよく探してたよつばのクローバーとかを渡したりしてたね。でも今、高校生になってから勉強とか学校生活で疲れて、感謝の気持ちとかありがとうの言葉を伝えるのを忘れてました。朝いつも靴を磨いてくれてるおじいちゃんとか、授業料払ってくれるお父さんとか、いつも甘えさせてくれるお母さんとか、一緒にいることが当たり前だと思ってたけど、いつ一緒にいれなくなるかわかんないよね。人間ばかだから、離れなきゃその人の大切さに気付けないんだよ・・・。これからはみんなを粗末に扱わず、感謝しながら恩返ししていきますね。これからもよろしく。いつもありがとう。
- 東京都 17才 女性
- 学校の先輩へ
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就職活動が行きづまって悩んでいた時、あなたの顔が浮かびました。涙でぼやけながら、すがる思いで相談のメールを送りました。「不合格の会社の数は頑張った数。」真っ暗の中にいた私に、光を照らしてくれました。不合格の数ばかりに目がいっていた私に、今までの頑張りを気付かせてくれました。あなたに早く内定を知らせたくて、その後は無我夢中でした。そして、内定通知が来た時、あなたに一番に報告しました。「おめでとう」とあなたが言ってくれた言葉は、私の大切な言葉です。今度は私が恩返しさせてもらう番です。あなたがくれる一つ一つの言葉は、私の力になります。次は私の言葉が、あなたの力になりますように。
- 愛知県 20才 女性
- 父へ
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私が中学生になった頃から仕事に行く前に朝早く起きて弁当を作り、仕事が終わってからは買い物に行き夜ごはんを作ってくれていましたね。料理が得意じゃないあなたの作る弁当は、色どりもなくとても質素な弁当だったのを覚えています。社会人になって10年が経ち一人暮らしも経験し、あの頃のあなたの苦労を身にしみて感じます。定年をむかえ会社を引退したこれからは、残りの人生を存分に楽しんで下さい。これからたくさん親孝行をさせてもらいます。あの弁当は、最高においしい弁当だったよ。ありがとう。
- 愛知県 33才 男性
- お母さんへ
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今は天国のお母さんお元気ですか。お母さんと会えなくなり9年経ちました。9年経ってるというのに私は今もお母さんに甘えたい。色々相談したい。でもできない。時々胸が苦しくなります。でもそんな時、私は考えます。「私が先に逝ってしまったのなら、天国でいつもお母さんを応援してると。」だからお母さんも同じでしょう。ありがとう、ありがとう・・・。私は今は天国からお母さんのパワーをもらいながら生きてます。たまに泣くし落ち込むけどがんばります。これからも見守っててね、お母さん。心から・・・ありがとう。
- 三重県 42才 女性
- 頑固なお父さんへ
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いつも自分にも子供にも厳しいお父さん。「言われてからやっても0点だ。」とか、「自分のお金で旅するとしても、洗濯とかお母さんの手を煩わせるんだろう。」とか、よく叱られたよね。でも、3年前私が結婚した時に「チョッピリしあわせ♪」という題名で、メロディ付のメールが送られてきた時は、柄じゃないなぁと思いつつ、とっても嬉しかったです。今じゃ私も夫に「自主的にやってこそ真の思いやり。」とか、「好き嫌いは多少は仕方ないけど、克服する努力はすべき。」とか、お父さんの受け売りに近い事を言って、夫から「頑固者」認定されています。やっぱり親子かな。どうかいつまでも元気で威厳あるお父さんでいてね。まだまだ頼りない娘より。
- 愛知県 35才 女性
- おにいへ
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父子家庭で育った私たちでしたが、私が寂しい思いをしなかったのは、おにいが居てくれたからです。どんなに喧嘩しても決して私を一人にはしなかった、おにい。今でも私のために少ないお給料をやりくりして、教習所のお金を出してくれたり、私の娘にプレゼントをくれたり・・・感謝してもしきれないです。覚えて居ますか?私が小学校に上がってまもなく、おにいの友達の家に一緒に行った時のこと。おにいの友達の妹が鉄棒で逆上がりの練習をして失敗して泣いて居たら、おにいは、その子を抱いて慰めていたね。そしたら私、たまらず私のお兄ちゃんなのに!と泣いて困らせたね。でも、困りながらも嬉しそうに私を抱き上げてくれた時の嬉しそうな顔、今でも忘れられないくらい心に残って居ます。いつもいつも、ありがとう。
- 兵庫県 26才 女性
- 両親へ
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あ・り・が・と・う。この5文字の言葉を、心から素直に伝えるのに26年もかかってしまいました。結婚をして、親元を離れ生活をして、子育てをして、少しずつ母親として成長して、今、本当に両親に「ありがとう」と強く思います。あの時、とても強く叱ってくれました。あの時、とても喜んでくれました。あの時、私を抱きしめて一緒に泣いてくれました。あの時、「大丈夫よ、お母さんお父さんがついているから。」と手を握りはげましてくれました。全て今の私にとって大事な糧となり、感謝の気持ちで胸がいっぱいです。本当にありがとう。
- 愛知県 26才 女性
- 娘へ
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5月第2日曜の母の日、6月第3日曜の父の日には「ありがとう」の意味を込めて親にプレゼントをしています。プレゼント選びはなかなか大変で、何にしようかと毎年頭を悩ませています。高校生の娘はあまり関心がないのか相談相手になりません。今年の母の日も私一人で選びました。ところが、当日無関心と思われた娘から「母の日のプレゼントだよ!」とマグカップをもらいました。全く予想していなかったので思わず涙ぐんでしまいました。今まで「ありがとう」を贈ることばかりを考えていた母の日が「ありがとう」を受け取る側になったんだと感慨深い思いでした。こんなことをするようになった娘の成長に「ありがとう」。
- 愛知県 49才 女性
- 大好きなパパへ
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いつも優しかったパパに、ずっと言えなかったありがとうがあるの。私が結婚する時、照れくさくて、どうしても「今までありがとう。」って言えなかった。家を出る最後まで悩んだのにね、恥ずかしかったの。そんなこと言ったら、パパは、「相変わらず馬鹿だな。」って笑うかな。でもそれがずっと心残りで、いつか言わなきゃ、言いたい!と思ってたの。でも、それが叶う前にパパはいなくなっちゃったね。突然で、悲しくて、お葬式でも言いそびれちゃった。だから、ここで言わせてね。私、絶対幸せになるよ。パパがしてくれたように、子供に思い出いっぱい作ってあげる。愛情いっぱいの家庭を作るよ。だから安心して天国に行ってね。パパ、今まで育ててくれてありがとう。
- 東京都 23才 女性