ありがとうを贈ろう。

ありがとうの本2011

絆創造業 平安閣グループ

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会社のみなさんへ
忘れもしない54年前あのふるさと岩手をあとにして名古屋の会社に就職をしました。 昭和30年時代 (クーラーどころか扇風機も無い時代) は名古屋と言えば夏は立って居るだけで背中を汗が流れ、 地震の揺れがひどく夜は外でゴザを敷きカヤを吊って休む日々でした。 あの悪夢の伊勢湾台風では着る物も無く、 食べる物も無い、 そんな時でも田舎者の私を励まし育てて頂いた会社のみなさん54年間ありがとうございました。 孫7人に囲まれて楽しい日々を送っていましたが、 あの忘れることのないふるさと岩手に津波が、 ああ・・・私の竹馬の友をも、 のみこんでしまいました。 そんな時、 いの一番に手をさしのべて頂きました会社のみなさんからは物心両面で援助頂き、 私もふるさと岩手のみなさんも大きな声でありがとうございました。
愛知県 72才 男性
父へ
父が事故で左足を失った。 何度かの手術とリハビリで義足をつけて歩けるようになった。 父は二ヶ月後に退院した。 入院中は気づかなかったが、 実家で一緒に時間を過ごして初めて気がついた。 「お父さん、 荷物重いから運んで~。」 「お父さん、 雨降ってるから送ってって~。」 今まで何気なく甘えてやってもらっていた。 お願いできなくなって初めてそのありがたみを痛感した。 お父さん、 ありがとう。 これからは私が返す番。
東京都 32才 女性
お母さんへ
「いってらっしゃい」 私の一日はいつもお母さんの一言から始まりました。 「おかえりなさい」 と言われても子供の頃は照れ臭くて、 返事をしない日もありました。 大人になるにつれて家族がそろうことが少なくなって、 帰宅しても 「ただいま」 の言葉に返ってくる声が無いと、 どこか寂しい気持ちがしました。 近過ぎて見えなくなる家族の存在。 お母さんの太陽のような笑顔と声は、 当たり前じゃないことに気が付きました。 「お母さんいつもありがとう。 今日も行ってきます。」
愛知県 22才 女性
おばあちゃんへ
おばあちゃんは、 僕が幼稚園の時から毎日、 玄関まで出てきて僕のことを見送ってくれる。 大学生になった今も、 必ず 「いってらっしゃい」 と玄関まで出てきて見送ってくれる。 そのおかげで、 どんな苦しいこと、 悲しいことがあっても、 学校へ行けた。 そして毎年僕は皆勤賞をもらってきた。 だから次は僕がおばあちゃんに 「ありがとう」 の皆勤賞を送る番だ。 皆勤賞、 おばあちゃん殿。 毎朝の僕の見送りの皆勤賞ここに賞します。
千葉県 18才 男性
妻へ
たまたま定年の日に、 たばこが無くなり買いに行くのも面倒でそのまま買わずに現在に至る。 一年と四ヶ月の禁煙だ。 「健康に留意して一日でも長生きして下さいね。」 と、 妻の一言が嬉しい。 私が朝食を作って用意が出来てから妻を起こす。 二人で食べる食事は楽しい。 「これで一人になってもやっていけるわね。」 と妻が料理を見て私に言う。 君が居るから作ってんだよ。 一人なら作らんだろうなぁ、 寂しくて・・・。 片づけをしながら心でつぶやく。 今までに感謝。 人生下り坂最高。
愛知県 62才 男性
陸上部のみんなへ
「ありがとうございます。」 部活の時間。 一番言う言葉かもしれない。 指導して下さった先生に。 準備をしてくれた仲間に。 「ごめんね」 よりも 「ありがとう」 が溢れるこの場所。 だから私は強くなれたよ。 引退した今、 気付いたんだ・・・。 みんなのありがとうに 「ありがとう」。
栃木県 17才 女性
亡くなったおじいちゃんへ
おじいちゃん、 夢で私に会いにきてくれてありがとう。 あの時・・・あの病院以来・・・10年ぶりに会えたね。 おじいちゃんは、 誰かと手を繋いで、 私に会いに来てくれたね。 まさか私に赤ちゃんを連れてきてくれたなんて!すぐに気付きました。 赤ちゃんは、 無事に産まれ、 今すくすく育っているよ。 おじいちゃんの名前1文字頂きました。 みんなに幸せをくれる子です。 寂しそうだったおばあちゃんも、 今とても楽しそうだよ。 本当にありがとう。 おじいちゃんみたいな素敵な男性に育てます。
愛知県 29才 女性
お母さんへ
就職活動中の僕、 なかなか内定がもらえないと自分を否定されてるようで、 毎日が苦痛だった。 でも、 お母さんだけは僕を認めてくれるって本当に感じた。 僕の長所って何かな?って聞いたら、 次々に長所を答えてくれた。 参考にもなったし素直に嬉しかった。 僕のいいところをこんなに知ってるなんて、 やっぱり母親ってすごいな。 そしてありがとう!!
東京都 20才 男性
夫へ
今年結婚35年を迎えます。 一人娘も嫁ぎ一安心です。 身近な存在ゆえ、 なかなか口に出せませんでした。 一番は、 私の母親を引き取って生活してくれたことです。 そして旅立たせてくれました。 苦労知らずの、 私を陰になり支え、 ここまで我慢してくれたことに 「ありがとう」 と伝えたいです。 そして 「これからもよろしく」。 鹿児島から仕事で名古屋にきて、40年です。 ふるさとは、 懐かしいですね。 九州新幹線で帰省するのが、 夢です。 二人で旅にでましょうね。
愛知県 61才 女性
お父さんへ
結婚して離れると感謝の気持ちでいっぱいです。 一緒に暮らしている時は、 嫌って辛く当たっていた自分に後悔しています。 学生時代、 毎日、 駅まで送迎してくれたのに何も言わずに車のドアを閉めて出て行く私。 腹が立つことがたくさんあったはずなのに文句も言わず、 いつも私の味方でいてくれる優しいお父さん。 今、 私にも子供ができお父さんの気持ちが少しだけわかった気がします。 一番伝えなければいけないお父さんへ、 今まで素直になれなくてごめんなさい。 親孝行するから長生きしてね。 本当にありがとう。
愛知県 32才 女性
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