ありがとうを贈ろう。

ありがとうの本2018

絆創造業 平安閣グループ

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いとこのHくんへ
真っ黒に日焼けしたあなたのさりげない笑顔が、忙しい仕事の合間に育てた農作物を少しだけ自慢気に話しする様子が、脳裏から離れない日々です。あまりにも突然の別れに、心が折れたあの日でした。春になりあなたの大切にしていた畑を、素人百姓で、皆で汗流し手を入れて頑張ってますよ。とてもとてもあなたには及びませんが、そちらから見ててください。苦笑いしてる顔が浮かびますが…。あなたが最後に作付けした野菜の収穫がもうすぐです。無事収穫できたら墓前に供えたいと思ってます。その時は、心から伝えたいと思ってます、ありがとうと。今まで本当にありがとうと。
愛知県 56才 女性
父へ
小さい頃「お父さんと結婚する!」と言っていた私も、思春期になると、お父さんのことが嫌いになり、ほとんど話さなくなりました。18才で進学のために家を出て、20才の誕生日の時、私の大好きなガーベラの花束が贈られてきました。送り主は父からで、すぐに母に電話すると「お父さんがあなたのために、お花屋さんに行って買って贈ったんよ。」私の好きな花を覚えててくれたこと、そして九州男児の父が一人で花屋に行って買ってくれたこと、とても嬉しくて涙が出ました。お父さん、あの時は本当にありがとう。私の一生の思い出です。
長崎県 35才 女性
電車にいたおばあちゃんへ
電車の中で、つえをついていたおばあちゃん。私はその日、先生に怒られてムカッとしながら、電車に乗っていた。すると、電車におばあちゃんが乗ってきた。私はいすから立っておばあちゃんをすわらせてあげた。するとおばあちゃんが「いいの?ありがとう。」といってくれた。その言葉が、私の心をムカッとした心から、優しい心に変えていってくれたよ。こっちまで「ありがとう」と言いたくなった。この時は、言えなかったけど今言うね。ありがとう。私を笑顔にさせてくれて。
愛知県 11才 女子
お母さんへ
中一の時に父が亡くなり、女手ひとつで私と兄を育ててくれたお母さん。仕事をいくつも掛け持ちしながらも、毎日お弁当を作ってくれて、進路のことでわがまま言った時も私の意思を尊重してくれて、ありがとう。私も二児の母になり、育児の大変さを知り、お母さんのありがたみをより感じるようになりました。70才過ぎてもバリバリ働いて「仕事してるうちだけだよ。」と言いながら孫にたびたびお小遣いあげたり、友達とバスツアー行ったりと、パワフルなお母さんを尊敬しています。ぶつかることも多くて決して優しいとは言えない娘でごめんなさい。今度、三世代揃って温泉でも行こうね。いつまでも元気なお母さんでいてください。
愛知県 39才 女性
息子の友人へ
昨年、悪性リンパ腫を患い抗ガン剤治療の為入院することに。その時、わが家の次男は大学三年でタイに留学中。私の病気を知った息子は同じ大学に通う友人のH君にメールしたのでした。驚いたH君はタイからでは見舞いに駆けつけられないだろうと息子に代わって東京の八王子から名古屋の病院まで私を見舞いに来てくれたのです。H君は病室のカーテンを遠慮がちに開け、目に一杯涙をためて私を励ましてくれました。その優しい思いに「必ず良くなってH君に会い、ありがとうを伝えよう」。この気持ちが病気に打ち勝つ力となり勇気となったのです。そして今年、彼の通う大学でH君に会い「あの時お見舞いに来てくれてありがとう。」と伝えることができました。H君、本当にありがとう。
愛知県 56才 女性
お父ちゃんへ
父は今、入院しています。意識が戻っていません。小さくなった体は今まで頑張ってきたせいだと思います。私達が小学生の頃、朝早く起きて大量の桃の出荷をするため畑に行っていました。米も作り、そのうえ土建業の派遣にも行って3人の子供の為に働いていました。今、私が親となり、まだ努力が足りないと思う事が数知れずあります。病院に入院している父に、今まで充分「ありがとう」が言えたのか?伝わっていたのか?目覚めた時、父にはっきり言いたい。「父ちゃん、今までありがとう。」
愛知県 65才 女性
近所のおばあちゃんへ
私は、ぜんぜん知らない人にもあいさつをしていた。でも最近、あいさつを返してくれない人がたくさんいる。だから私も、あまりあいさつをしなくなってしまった。でもそんな時に自分から私にあいさつをしてくれた人がいた。それがそのおばあちゃんだった。最初は「こんにちは。」とか「おはようございます。」とかだったけど、今はとても仲よくなっている。立ち話をしたり、雨が降ってずぶぬれになったりしたら、かさをかしてくれる。お庭の植物のこともおしえてくれる。話していると、とても楽しい。おばあちゃんがいなかったら、あいさつもやめてると思う。おばあちゃん、いつもありがとう。これからも元気でね。
愛知県 11才 女子
相撲部の皆さんと車椅子のおじいさんへ
車を運転していて、道路の側溝に脱輪してしまいました。途方に暮れていると、通りかかった電動車椅子のおじいさんが「近くに大学の相撲部の合宿所がある。今からみんなを呼びに行ってくる。」といって、走り出していきました。数分後、身体の大きい相撲部の方々がやってきて「せーのっ!」とか「もっと根性だせーっ!」などとかけ声をしながら、私の車を持ち上げてくれました。おかげで、私の車は側溝から出ることができました。お礼を差し出しましたが、相撲部の方々もおじいさんも「当然のことだから。」と受け取りませんでした。相撲部の皆さん、そして車椅子のおじいさん、あの時は本当にありがとう。
東京都 46才 男性
電車で会った高校生の男女へ
外回りの仕事でクタクタだった。電車に空席はなかった。優先席に君たちが座っていた。スマホをいじって、ペチャクチャやっている。吊り革につかまっていると、前のおばあさんが腰を上げ、私に「どうぞ。お顔の色が悪いですよ。」と言ってくれた。どう見ても80代のおばあさんだ。63才の私よりずっと年上の女性に席を譲られるのはためらったが、甘えさせてもらうことにした。腰を下ろそうとしたら「すいません。」と言う声が聞こえた。君が隣の男子の手を取って立ち上がり、サッと離れていった。照れながら、席を譲ってくれたんだね。急なことで声は出なかったけど、心の中ではしっかり言ったよ。「ありがとう」って。
東京都 63才 男性
警備員さんへ
夏の夕方。幼い娘が胃腸風邪をひき、小児科を受診した。帰り道、娘は「痛いよー。熱いよー。」としんどさを訴えて、泣き叫んだ。駅前は帰宅ラッシュで、すれ違う人々が何事かと私達を見ている。小学生の女の子を連れた母親が、迷惑そうに私をにらんだ。私はにらみ返した。数年前まで同じような状況だったはずなのに。幼い子どもの大変さを知っているはずなのに。心がトゲで満たされそうになった時「暑いもんなぁ、つらいよなぁ。」と、おっとりした声がした。見ると警備員のおじさんだった。騒ぐ娘を拒否せず受け入れてくれた言葉に、私の心はスっと落ち着いた。「本当に暑いですね。」と返しながら、お礼をこめて頭を下げた。
神奈川県 37才 女性
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